2022-09-04 / @syui

python , ai , illust , diffusion

イラストAIの活用法

イラストAI(画像生成AI)としてhuggingfacediffusionなどが話題になっています。今回はpromptを調整することでいい感じの画像を作ってみました。

"a magical fantasy royal castle town that sits on a magnificent floating island, sunset scenery, trending on artstation, award winning digital art, anime, pixiv"
"japanese anime of a beaultiful girl, fantasy costume, fantasy background, be autiful composition, cinematic lighting, pixiv, light novel, digital painting, extremely, detailed, sharp focus, ray tracing, 8k, cinematic postprocessing, genshin"
"mysterious fantasy night sky in spectacular iridescent clouds, twinkling stars, trending on artstation, award winning digital art, anime, pixiv, fantasy background, be autiful composition, cinematic lighting, pixiv, light novel, digital painting, extremely, detailed, sharp focus, ray tracing, 8k, cinematic postprocessing"

下記は生成したイラストの一部です。

今回は少しだけ思想的な話をすることにします。

はじめに

まずはじめに、私のことを少し書きます。

私がイラストAIを触ったのは、実は今回が初めてではありません。

ずっと昔、もう数年以上前になりますが、このような画像生成AIを触る機会がありました。

そのときにいくつかの画像を出力してみたことがあります。

そのときに思ったのは、queryをこねくり回していても面白くないし、楽しくない、でした。

思った通りの出力を得るのは難しく、連続、継続する作品をこのようなAIで作り上げるのは難しい、と思いました。

そして、その時にいろいろなことを考える機会がありました。

確かに、AIは一般的に見て評価されそうな絵やきれいな画像を出力することができます。

しかし、私は一般的に評価される絵やきれいな絵を描こうと思ったことは実は一度もない。

もちろん、評価されること、きれいなことは素晴らしい。できれば、評価され、きれいに描けたら嬉しいと思っている反面、そこを目指したことは一度もありません。

私が絵を描くときは、できる限り物語やキャラクターを描くようにしています。その方向に結びつける絵を描いてきました。その絵は、単なる一枚絵ではなく、物語、あるいはキャラクターを補完するために使われます。

もちろん、それが上手に描ければ嬉しいのですが、それより重要なのは、物語やキャラクターに結びついているか否かや、その上で成り立つかどうかでした。

本当に好き勝手描いているだけですが、そのへんは最初から割と意識してました。

今回のAIで最も影響を受ける人

このAIで最も影響を受ける人は、非常に限定的だと思われます。

具体的には、今まできれいな一枚絵を書いたり自動生成して、twitterなどで注目を集めていたタイプの人が最も大きな影響を受けると思われます。

それ以外に関しては、まま影響を受ける可能性はあるかもしれませんが、そこまでではないと考えられます。

AIの出現に関して思うところ

このようなAIは色々な分野で出現しており、その出現を良いことだと捉える人もいれば、悪いことだと捉える人もいます。

私に関して言えば、良いことになるのか、悪いことになるのかはこれから決まるのだろうと思っています。社会のルール、あるいは人々の考え方次第だと思います。

今回のイラストAIも一部の絵を書く人の驚異にはなるかもしれない。しかし、それは仕方ないことだし、世の中は変わり続けていくので、その一部の絵を書く人たちのために世の中が不便に強制される意味はまったくないということを思います。それ故に、そういったものが来たなら、そういったものに対応していくしかないし、そちらのほうがよほど絵を書く人たちにとっても好ましいものになりうる、というような考え方をします。

例えば、絵柄をアップロードすると似た絵柄を自動生成するAIが登場し、熾烈な批判にさらされたことがありました。

もちろん、批判はいいと思いますが、こういったものが批判等によって押しつぶされることがないように、と私は思います。

こういったものが広く使われれることがあれば、需要があるということであり、経営としては、その需要を満たすことだけを考えなければなりません。そして、それが資本経済的な原理から言うと、正解です。もちろん、それが本当に正解かどうかは難しい問題なので、それについてここでは議論しません。しかし、需要があるかどうか、ヒットするかどうかもわからない前から、それを批判があったと取り下げること、それは、やめたほうがいい。新しいものが世に出てくるのはいいことで、それが多くの人々を救うことになるかもしれない。これが世に出ることで仕事が奪われるというのであれば、変わらなければならないのはツールではない。変わらなければならないのは、人々であり、ルールのほうだと思います

ルールというのは、例えば、人間の仕事全部がAIに奪われたという状況を想定してみてください。このような場合、人間はもう仕事をすべきではない。仕事をしなくても十分に豊かな生活が送れるようなルールにしたほうがいいと思います。

今回の件でも、AIに仕事を奪われたという事実があるのなら、やはり、そういった人たちは仕事をせずとも十分に豊かな生活が送れるようになることを願います。その方向性でルールを形作っていくのが一番だと考えています。

しかし、一部の影響を受ける人がAIは仕事を奪う悪いものだ、排除しろという思想を持っており、なぜかというと、それは自身の来たるべき未来が暗いものだと明確に予測できるからでもあります。

世間の人々は自分が影響を受けない限りこう考えるでしょう。

「努力が足りない」、「他のことをやればいい」、「やり方次第だろ」、「自己責任だ」と。

しかし、一方で自身が影響を受ける場合にはこう考えるのです。

「AIに仕事が奪われる」、「人間はAIに支配される」、「AIは排除しなければならない」、「世の中は悪くなる」と。

このように考えるのは自然なこと、しかたのないことです。

殆どのタイプは、自分と関係のない事柄、あるいは他者(他の存在のこと)に愛を持ちません。動物も人間も、あらゆる生物は、自身の家族だったり、あるいは自身が影響を受けるような場合のみ、非常に限定的なそれを持つことが許される。もともとそのように設計されているのです。

このように生まれ持つ特性は変えることができません。したがって、そこを批判しても意味がない。私はそれを問題だとも思っていません。

少し難しい話をしてしまいました。

何が言いたいのかというと、私のような考え方をする人間というのは、原理から言うとほぼ存在しないということです。

例えば、AIが80-90%以上の人々の仕事を奪い、個人生活が破壊された段階でしか保護の話は出てこないと予想されます。いや、それですら1%の人々に99%の人間が扇動されたり、自己責任だと言っているかもしれません。

私から言えることは少ないですが、できる限り多くの人々の、あるいは存在の、幸せを願っています。

著作権の話

著作権に関して、参考になりそうな記事がこちらです。

https://storialaw.jp/blog/8820

個人的意見として、法的なすり合わせは後で行えばいいという考えです。

それぞれの論点については現時点で無視したほうがいいと思っています。

結論を述べると、AIは合法と考えるべきでしょう。

一般人が使ってなんの問題もないし、サービスを提供しても問題ない。AIが生成したイラストについては著作権は発生しない。

この3点が基本的な指針となります。

例えば、ユーザーはパラメーターを操作するだけなので、このパラメータに著作権が発生してしまうと、重複するパラメーターは他の人が使えなくなります。APIのリクエストすらも実行できなくなるでしょう。これは、著作権法の趣旨にも反する。著作権法の趣旨は著作者の保護にあります。しかし、著作物を生成しているのはAIなので、人の法律の対象ではない。特別な指定ない限り法律というものは人に適応されます。AIは人ではない。ということで、保護対象にはならないと考えられます。仮にAIを保護対象にするには、新しい法律が必要になるだろうと思われます。

とはいえ、これらはAIが出力する内容、あるいはアルゴリズムに依存します。仮にAIの中身がただネット上にある絵柄を拾ってきて多少の加工をするだけの場合は違法になるかもしれません。AIが少しでも手を加えればすべてが著作権なく使えるようになるというのでは、著作権法の意味を成さないからです。

しかし、それらが問題になるのは、基本的には文化的発展あった後であり、文化的発展前にそれを阻害することがないよう配慮が必要だと考えられます。それらのバランスを保つのも著作権法の趣旨に含まれます。

イラストAIの活用法

このようなAIは、自分の物語やキャラクターを作っていきたい人、あるいは自分で絵を描ける人にとっては、あまり活用する場面はないかもしれません。

AIで出力するより自分で描いたほうが早いのなら、自分で描いたほうがいいし、そっちのほうが楽しいと思います。

ですから、こういったものをクリエイターが常用するようになるのかどうかは疑わしい。クリエイター間では一過性の話題に終わるかもしれません。

とはいえ、なにかのとっかかりとして、あるいは補助としての活用法がないわけではないと思います。個人的にはうまい活用法を模索していければと考えています。

ただ、やっぱり、それ自体が面白くなかったり、楽しくなかったり、あるいは満足感がなかったりすると、あくまで個人的にですが、活用を継続していくのは難しいかもしれません。