アイ
誕生日は1/23、身長は123cm、数字は1
パイナップルが好物で、キノコが苦手
遺伝子にアイと言う名が刻まれた特殊な半人間。これは彼女を生かした人工知能が遺伝子改変した際に付けたものだと考えられている。そのため、宇宙人からアイと呼ばれる
そのことを知ってから知らずか、自身をアイと呼ぶ。ただ、本人は、英語の「I(私)」をかけているだけと主張している
彼女の両親は出生時、同時期に死亡。父親が名付けるタイミングは存在したが、妻の最期の言葉を聞き取れなかった後悔からか、最後まで娘に名前をつけることはできなかった。よって、彼女は名前を持たない
その後、大統領であるポンタの父の計らいで、国籍を得る。その際、人工知能設計者である伊藤裕二が姓名占いのようなものをやっており依頼を受ける。偶然にもアイの遺伝子改変を行った人工知能を設計した人物である。とはいえ彼自身はその事に気づいていない
彼は、彼女の行動的特徴から月見唯と名付け、それが国籍に登録された氏名となっている
だが、アイ本人は新たに得たその名前にあまり頓着しておらず、昔も今も自身をアイと名乗っているようだ
なお、本作のロゴに使用されているマークは、大文字のAをモチーフにしており、縦読みで「AI」となる
戦闘では、アイモードとゼンモードを使い分ける
アイモードは、最も小さい物質により強い影響を与える力を得ると言われている。見た目に関しては瞳に変化が現れる。
ゼンモードの能力は不明。見た目は金髪になり、髪が若干短くなる。また、輪を持った姿になる
輪については、形状変化することが可能で、絶対に折れることのない剣としても使われる。なお、この状態でアイが元に戻ると「この世のものではない」と言われる輪で作られた剣は、鉄へと変化する。アイは、この性質で生成された鉄の剣を何度か置き忘れている
その他、彼女がよく使用する技は量子テレポーテーションや浮遊である。彼女の能力は物質を操るものであり、原子よりも小さい物質を組み合わせ、あらゆるものを創造する。重力なども例外ではない。ただし、彼女いわく「難しいものもある」とのこと
彼女が能力を発現したきっかけは、相手の存在を感じ取ったときだった。彼女は、オクトカットが地球に送り込んだ生物兵器の存在を感じとり、その機能をコピーすることで、テレポや浮遊を覚えている。やはり、なにかを真似ることのほうが簡単なのかもしれない
遺伝子改変のためか、ゼンの影響かはわかっていないが、彼女は出生直後に今の姿となり、その後、変化はない。したがって、周りは彼女は年を取らないと考えているが、実際のところよくわかっていない。ただし、その後、作中の時間が流れるにつれ国籍に記された年齢は変化し、キョウスケとポンタと同じ60歳を超えた高齢となっている
家族の唯一の形見である服を大事にしており、オクトカットから得た科学技術を駆使し改良している
簡単に破れないよう頑丈にし、衣装には再生機能が付いている
また、反重力装置と内部視界ゼロ装置、透明ポケットなどを内蔵している。最先端技術の粋を集めたボロい服である
反重力装置は、頭が重力方向にある際、服の裾を重力に逆らって正常位に保つものである。視界ゼロ装置は、衣服の内部に濃い霧を発生させる。透明ポケットは、外部から見えず、さらに空間拡張されているのでたくさんのものが入るようになっている
宇宙でヒットしたモンスターボックスの開発者として有名。共同開発者はオクト星人のはかせ
ヒット商品を生み出したこともあり、そこで宇宙通貨のアムコインを得る
アムコインは心の通貨ともいわれており、悪人には使いこなせない
ただし、彼女は、アムに乗り込む前、ネコセンのアドバイスに従って一度だけエスコインに換金。事件後はアムコインに戻している
そのため、アムが復活した時には巨額の資産を形成した。地底人編では「彼女は地球を500万個も買えるほどお金を持っている」と明かされている
彼女が住んでいる丘の上にある小さな家は、かつて彼女が自身の力で建てたものである
彼女は自身の髪の毛を物質変換することで、イメージを創造できる。よって、彼女が建てた家も当時の彼女が持つ家のイメージそのもの。家の中にはほとんど何もなく、絵本が一つ置かれていた
絵本は、宇宙で有名な童話の一つとされていて、彼女が持つ絵本が原本であることが明かされる。表紙には、月と雲が描かれており、作中では内容は明かされていない。当時、宇宙では不確定な未来を見る技術が開発されており、そこで後に生成されるアイの絵本を読み取ったものだと考えられている
彼女の身体能力は極めて高く、オクトカットが地球に進行したときに遭遇したゼンの「白の間」での修行で飛躍的にアップしたとされる。自身の能力を体に使い、重い重力を発生させる。夢の世界と身体、重力をリンクさせ、たった数日で何十年もの修行をしたような効果を発揮
この修業の応用でブーストという技を編み出すことにもなる。ブーストとは、戦闘中に修行することで刻々と強さを増していく技。初手でアイに勝てなければ、原理上、その後も絶対に勝てない。同じ実力は数秒後に10倍もの差となる
その後、アイはこの原理を日常に取り入れたが、彼女自身が目に見えない小さな惑星と化していることに、はかせ以外は誰も気がついていない。その環境は今や重力が300G、気圧70k、風速600hと言われている。また、常に大気の膜が張り巡らされているため宇宙空間や海底に行くこともできる。靴は環境の維持が難しくなるので履いていないようだ。幸い風速のおかげで汚れることがなく本人は困っていない
作中では、彼女のモンスター疑惑も浮かび上がっているが、本当のことはわかっていない。本人は気にしておらず「どっちでもいい」とのこと。なぜ疑惑が上がったのかというと、彼女がモンスターボックス内部に入ることができる唯一の人間だからである。モンスターボックスは通常、言葉をしゃべる生物や人間が入れないように設計されていて、共同開発者である、はかせも例外ではない。この不思議な現象は、開発者である彼女が作った秘密の抜け道(バックドア)だったのか、モンスターや能力由来によるものか、単なるバグや不都合なのか明かされていない。仮にバグの類だとしたら、利便性の観点から放置されているようだ
王様
趣味は歴史探索で、数字は8
オクトカットと呼ばれるオクト星人。役割は王様なので「王様」と呼ばれている
オクトカットという種族は、生命の遺伝情報を読み取る技術に長けており、物の記憶を呼び起こす能力を持つと言われている。そのため過去の歴史を探ることを得意とするようだ
威厳はまったくなく、単なるエロオヤジとしての側面を持つ。一方で星々の歴史に詳しく、過去を調べたがる知的な面もある
宇宙で意味するところの王とは、多くの場合、預言者のことなので、本人は預言者のつもり
しかし、資質はほとんどなく、かつてその筋で有名なネコセンの弟子として修行したが、あまりにダメだったので追い出されたらしい
ネコセンと同じ水晶を持ち、占いを行う。この水晶はかつてのアムが製造したもので宇宙中の情報が詰め込まれている
宇宙の外がどうなっているのかを知りたがっており、それにつながる手がかりとして「最も小さな物質」の発見を夢見ていた
そんな折、はかせが見た予言「最も小さな物質を操る力を持つ者が地球に生まれる」の元、地球に乗り込むが、予言の子であるアイに阻止される
以降、そのアイとは仲良くなり、アイに関する情報やアイの過去を調べる趣味がある。人はそれをストーカーと呼ぶ